【内田宗寛】新潟県上越市旧高田市ゆかりの柏崎市の塗師

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明治16-昭和59 柏崎の塗師



内田宗寛(右)と遊心堂加藤良作。お茶会で。
内田宗寛は柏崎市の塗師。高田郊外の禅僧木村秋雨は柏崎をよく訪れ、菓子盆に朱漆で字を描いた。実弟の平田光楽(こうらく)が蒔絵をしたものもある。
有名蒔絵師の棗の塗りを手がけるなど、下職(したしょく)も多くしたらしい。
茶人でもあり、茶会では加藤良作としばしば同席した。長寿で百歳まで生きた。

兼中斎筆 曳舟画(ひきふねえ)雪吹(ふぶき) 内田宗寛作

この薄茶器は、ふたりの「宗(そう)かん」の合作。
表千家の兼中斎こと堀内(ほりのうち)宗心宗匠が「宗完」を名のっていた時、朱漆で画(え)を描いたもの。黒い塗りは内田宗寛による。